気分を変えて、部屋の模様替えをしようとはりきってはみたものの、じゅうたんに家具の跡形がクッキリ!というのはどうも気に入りません。
じゅうたんのへこみは、アイロンで直せますから、気になるようなら直しておきましょう。
まず、ぬれタオルをじゅうたんのへこみのところに広げます。
その上からアイロンをかけ、蒸気の働きで毛をフックラとさせます。スチームアイロンのときは、蒸気だけを吹きかけるようにします。
毛が柔らかくなったところで、少し硬めのブラシで毛足を逆立てるようにします。
すると、寝てしまっていた毛が立って、へこみが目立たなくなります。
素材によって多少の違いはあっても、この方法でたいてい元通り、きれいに直せます。
インクをこぼしてあわててぞうきんでこすり、かえってしみを広げてしまったなんてことはよくあることです。
畳にインクをこぼしてしまったら、あわてず騒がず、塩をひとつまみ振りかけます。塩とインクの成分が化合して、水に溶けやすい酸化鉄になるのです。
そして、乾いたぞうきんで手早くふき取るとほとんど取れてしまいます。
あとはきれいなぞうきんで畳の目にそって水ぶきをしておきます。
もし気になるようでしたら、念のため牛乳を少しかけてふいておくとしみの心配がありません。
ガラスはすぐ汚れてしまうものですが、これはガラスが帯電しやすい性質を持っているからです。
静電気で起こる洋服のパチパチは柔軟仕上剤で防げるのですが、これはガラスにも大いに効果があります。
柔軟仕上剤に含まれる陽イオン活性剤は、繊維はもちろん、ガラスにも帯電防止の働きをするからです。
そこで、ガラスふきのとき、柔軟仕上剤を溶かした液を使います。水1Lにキャップ1杯が適量でしょう。
あとは軽くからぶきをしておきましょう。